
高校の3年間は、将来にも影響するかもしれない大切な時間です。仲間と楽しむことも、さまざまな活動に参加するのも、異性との付き合いが始まるのも、何もかもがお子さん自身の厚みを育てることになるでしょう。
ですが、大学を受験するなら、勉強もおろそかにはできません。
センター入試は6科目に増え、さらに9科目へと変わろうとしています。「何とかなるだろう」では済まない科目数です。きちんと、まんべんなく勉強するようにしないと、高3になって慌ててもどうにもなりません。
推薦狙いのお子さんも同様です。場当たり的ではない、確かな実力がなければ、高校側も推薦をしないでしょうし、大学側も受け入れてはくれません。
大学選びの際に勘違いしてはいけないのは、就職の際に企業が大学名で採用を決める傾向は、かなり少なくなってきたということ。現在の親御さんたちが就職した時代は、学校名への評価もかなりあったので、「うちの息子には○大、△△大、×××大に行ってもらわなければ」とつい口癖のようになっていませんか?
学力が大変優秀であっても、人間的な欠陥が見えてしまえば就職先にありつけない時代です。
逆に、一流大学と言われるところではなくても、仕事をしていく上での魅力がある人材であれば、採用は決定します。
お子さんの学力・素養(性格)と目的などをしっかりと捕らえながら、それに向かって導いてくれる先生がベストな期間です。塾も、お子さん自身が選ぶケースが増えると思いますから、より自分らしい自分を開拓できるよう、お子さんをしっかり見つめてアドバイスをしてあげてください。
「志望校の志望学部に通う先輩が先生」というコメントがあったように、実際に通っている先輩の様子や話も、積極的に聴くように伝えてあげてください。
あくまでも、自主性を大切にして。