
学習塾は、大手になればなるほど「過去からの蓄積による傾向と対策」が魅力です。また、有名な先生を抱える塾もあり、人気・評判ともに最も目立ちます。
家庭教師については、本当にいい先生を見つけることさえできれば、とてもいい教育環境を提供してあげられることになります。ただし、一番コスト高となるのは間違いありません。
コメントを読んでいると、個別指導塾の有効活用が目立ちます。学校あるいは塾と言った、スクール形式で教えてもらう場合の「決まった時間に自主的に通って勉強する」というメリットと、個々の対応が難しいというデメリットを補填するスタイルを併せ持っていることから、注目を浴びているのでしょう。
さらに、クラブやお稽古事などの活動に柔軟に対応してくれることや、先生をいろいろと選べることも、有効活用されている大きな理由だろうと思います。
集団指導に特化した有名塾も多い中、個別指導体制を提供している塾が増えてきたのは、こういったニーズを考えてのことではないでしょうか。
- 家庭教師派遣と個別指導を両方提供しているところ(例:名門会)
- 集団・個別・家庭教師全てをカバーしているところ(例:市進)
- 集団指導と個別指導のどちらも提供しているところ(例:栄光ゼミナール)
- 少人数制+個別の組み合わせで展開しているところ(例:四谷学院)
こんな風に、個別指導を提供しながらそれぞれのスタイルで運営している塾が、身近にたくさん存在します。(実名はほんの一例に過ぎません)
個別指導型だけで展開している塾としては、『明光義塾』『TOMAS』『東京個別指導学院』あたりが代表例
- フランチャイズ型の塾経営を広く展開することにより、圧倒的な教室数を誇る明光義塾
- プロによるマンツーマンの完全個別指導で難関校への合格を重視しているTOMAS
- 直営型個別指導塾では最大、中低位偏差値からの向上に力を入れている東京個別指導学院
…という感じでしょうか。
今回のインタビューでは、カウンセリングや面接で先生選びや指導方法を相談できることなどを中心に、いずれの個別指導塾も話題にあがっており、さまざまな評判が聞こえてきました。特に、勉強が苦手だったりなかなか成績が上がらないお子さんをお持ちのお母さんからは、集団塾のフォローにも、勉強嫌いの克服にも、東京個別指導学院の名前が多めに出ていたように思います。月謝負担が比較的軽い1対2コースへの評価もありましたが、中低位偏差値の生徒(=最も人数の多い層です)の指導に力を注いでいることが大きく影響しているのかもしれませんね。
とにかく、学力レベルに関わらず、どんなお子さんにも通じる最も大切なことは、次の二つ。
- わからないことをそのままにしておかないこと
- 難しいところもちゃんと理解・納得しながら進むこと